欧米人からみたタイ人の性質や人間関係に関する書籍です。タイでタイ人と仕事をするうえでどういった点で誤解が生じやすいのかをまとめています。
個人的にはこの手のタイプの本はステレオタイプを助長するので、だいぶ割り引いて話半分に読まないといけないと思います。特に、まだタイ人と働いたことがなくて、これからバンコクに赴任するというような人が読むと、先入観や偏見といったものが植えつけられて害にすらなりかねない本だとは思います。
各国常識とするものに大きな差があるのは事実ですが、あくまで個人単位でその人の性格を考えるべきであって、タイ人だから、アメリカ人だから、日本人だからというのでレッテルを張ってしまうのはよくないです。何百人、何千人と採用するような企業の管理者の立場であれば人種や在住地域別の性向を統計的に見る必要はあるのかもしれませんが、普通に仕事をしているだけの人であれば、仕事で密にかかわる人はせいぜい数人、多くても20~30人程度でしょう。そんな中で人種別の傾向が当てはまるかというとそんなことはないはずです。
すでにしばらく働いている人が「タイ人と働く」を読むと、あのときあの人が怒っていたのはこういう理由だったのかというような気づきがいくつもあるでしょう。人間関係を改善して職場での仕事も円滑に進むようにするために、ちょっとした気づかいができるようになるかもしれません。